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〒049-2311 北海道茅部郡森町字上台町299-6

北海道駒ケ岳の概要

 北海道駒ケ岳(ほっかいどうこまがたけ)は、北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる標高1,131mの活火山(成層火山)です。

■ 北海道駒ケ岳火山活動概況

 令和元年9月中、火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません。
 噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)の予報事項に変更はありません。

参考資料:管内月間概要(札幌管区気象台、火山監視・情報センター)

■ 北海道駒ケ岳の噴火史

 駒ケ岳は10万年前に活動を開始したと考えられており、その後、現在までに20回以上の軽石噴火を起こし、3回以上山体を崩壊させていたことが、噴出物を調べることで分かっています。

 最近の活動の多くは、古文書に記録されており、その数は20数回あります。その中でも1640年、1694年、1856年、1929年の4回は火砕流を伴う激しい軽石噴火でした。

1640年
(寛永17年)
 山体の一部が崩壊し、東側(鹿部町側)に崩れた一部が噴火湾になだれ込み津波が発生して700人あまりが溺死した。また、この噴火で降下した軽石は森町で100cm以上も堆積した。
1694年
(元禄7年)
 詳しい記録は残されていないが、噴火が2日間続いたことが記されており、降下した軽石は、鹿部漁業センター付近で200cm堆積した。
1856年
(安政3年)
 8月26日早朝から山麓で地震が頻発、同日午後9時ころから激しい軽石噴火が始まり約8時間続いた。これにより東麓では軽石が約60cm堆積、死者2名、負傷者多数、家屋17件焼失した。また、軽石噴火の途中から火砕流が発生し、留の湯で約20名の死者を出すとともに、噴火後、火口内に小さな溶岩ドームが形成された。
1929年
(昭和4年)
 噴火前に2回の無感地震後、6月17日午前0時30分ころから、鳴動とともに小噴火が始まった。9時間後に激しい軽石噴火へ移行し14時間継続し、軽石噴火発生の3時間後には火砕流が発生し始めた。
 この噴火では、鹿部市街で軽石が約100cm堆積したほか、死者2名負傷者4名を出し、家屋、家畜・耕地・漁場に大きな被害を出した。
1942年
(昭和17年)
 11月26日午前8時ころから始まり約30分間続いた。この噴火では、噴煙の上昇とともに流下する噴煙(火砕サージ)が目撃されるとともに、火口原に長さ1.6kmの大亀裂が形成された。
1996年
(平成8年)
 3月5日午後6時10分ころから約6分間火山性微動を観測し、この噴火による火山灰は、風下側である主に七飯町周辺に積もった程度だったが、昭和4年火口の南側に新たな火口列が形成された。
1998年
(平成10年)
 噴火による被害はなかったものの、火口の付近で直径1mを超える噴石が確認された。
2000年
(平成12年)
 9月から11月にかけて6回の小噴火を繰り返した。

参考資料:駒ケ岳火山防災ハンドブック(駒ケ岳火山防災会議協議会)